国内
動力計室8室及びファイヤーリングブース二酸化炭素消火設備工事
スズキ株式会社 本社工場
施工
プロジェクト概要
スズキ株式会社本社工場において、動力計室8室及びファイヤーリングブースに対する二酸化炭素消火設備の設計・施工を行いました。
自動車の性能試験を行う重要な施設であり、精密機器や電気設備を火災から守るために、迅速かつ確実な消火性能を持つCO₂消火システムを導入。各動力計室の特性に応じた個別設計により、試験設備への影響を最小限に抑えながら、高い防火安全性を実現しています。
基本情報
- 工期:3ヶ月
工事内容
対象施設
- 動力計室8室
- ファイヤーリングブース
- 関連する制御室・機械室
設置設備
- 二酸化炭素消火設備(全域放出方式)
- 火災検知設備(煙・熱複合型)
- 警報設備(音声警報・表示灯)
- 制御盤・受信機設備
技術的特徴
本プロジェクトでは、以下の技術的特徴により高い安全性と効率性を実現しました:
高速消火システム
CO₂による迅速な消火により、精密機器への二次被害を最小限に抑制。設計濃度到達時間は1分以内を実現し、火災の拡大を防止します。
電気火災対応
導電性のないCO₂により、電気設備稼働中でも安全な消火が可能。動力計室という電気設備の多い環境に最適な消火方式です。
安全管理システム
20秒間の避難確保時間を設定し、音声警報・表示灯による確実な避難誘導システムを構築。作業員の安全を最優先に設計しています。
各動力計室の用途や設備配置に応じて個別に設計を行い、最適な消火性能と安全性を両立させることができました。
工事仕様
| 消火設備種類 | 二酸化炭素消火設備(全域放出方式) |
|---|---|
| 防護対象 | 動力計室8室、ファイヤーリングブース |
| CO₂貯蔵量 | 高圧容器 45kg × 12本 |
| 放出時間 | 1分以内(設計濃度到達時間) |
| 制御方式 | 自動検知・手動起動併用 |
| 関連法規 | 消防法、建築基準法、労働安全衛生法準拠 |
安全対策
CO₂消火設備は人体に影響を与える可能性があるため、以下の安全対策を徹底しています:
- 20秒間の避難確保時間設定
- 音声による避難誘導
- 各室入口への表示灯設置
- 緊急停止スイッチ設置
- CO₂濃度監視システム
- 換気設備との連動制御
お客様の声
動力計室という特殊な環境に対して、設備の特性を十分に理解した上で最適な提案をいただきました。施工中も試験業務への影響を最小限に抑えていただき、予定通りに工事を完了できました。安全性が大幅に向上し、安心して試験業務を行えています。
まとめ
本プロジェクトでは、自動車製造における重要な試験設備を対象とした高度な消火システムを構築しました。お客様の要求仕様を満たしながら、法規制に完全準拠した安全で確実なシステムとして完成させることができました。
今後も製造業の皆様の大切な設備と従業員の安全を守るため、最新の技術と豊富な経験を活かした防災システムを提供してまいります。